今回はCubaseのお話です。
長年使っていてもまだまだ「こんな機能あったの?」みたいなことがよくあるDAW、DTM。
同じCubaseユーザーと話しているとその頻度は多々あります。
そんなちょっとだけ役立つCubaseのちょっとした設定を紹介したいと思います。
イベントを切るとMIDIも切れる
たまに「この後半部分はいらないからこのイベントの後半は切ろう」みたいなときがあるんですがイベントが切れても実はMIDIノートだけ残っていて、イベントはないのに音だけ鳴ってる、みたいなことってあると思うんですよ。
こんなかんじです。
これって理由は単純なんですが意外と原因を探すのって大変だったりします。
作業が終盤になると前の工程なんて覚えてないので「Cubaseのシステム上のエラーだ」なんて言い出したりします。
そんなことを未然に防ぐために、イベントを切ったときにイベント内のMIDIも切れるようにしてしまえばイベントがないのにMIDIだけ残るなんてこともなくなります。
その方法は
Cubaseの【ファイル】→【環境設定】→【操作編集】ないの【MIDI】にある【パート分割時にノートも分割】にチェックを入れるとMIDIもイベントと一緒に切れてくれます。
これで原因不明の音だけ鳴ってる現象は解消されると思いますので似たようなことがあった方はお試しあれです。
MIDIの画面を見やすくしよう
依頼物などで同じCubaseユーザー同士だとやり取りをCubaseのプロジェクトで行うことがありますが、そこでよく思うのが「MIDIが見にくい」です。
大体の人がデフォルト表示のベロシティーのまんまです。
別に困るほどのことではないのですがベロシティーを調整するとき以外にベロシティーで表示するメリットがあまりないような気がします。
なので自分は表示をピッチに変えています。
方法は
キーエディタの右上のボタンで【ベロシティー】を【ピッチ】に変更するだけです。
こっちのほうがカラフルで見やすいので個人的に好きです。
ちなみに2つ以上のイベントを一緒に見る場合はこのピッチでの表示は逆に見づらかったりするのでその場合は【パート】で表示すると見やすいです。
主旋律と副旋律、和音等がぶつかってないかを見るときに便利です。
注意点は選択したイベント(トラック)の色で表示されるので色を分けてやる必要があるということです。
最初にも書きましたが、作業内容によって表示の仕方は変えればいいと思いますので「その時に適した表示にする」でいいと思います。
ベロシティーでの表示も間違っているわけではありませんよ。
0小節目が欲しい
Cubaseのデフォルトだと開始が1小節目からになっていますが、音が鳴り始めるまでに1小節ぐらい欲しかったりします。
でもそうすると曲の始まりが2小節目からになってなんだかイヤです。
アウフタクトから始まる曲なんかもそうですね。
別にすごく困る!!ってほどでもないし変えれるなら変えたいなぐらいだし正直これで困るってことはほとんどないと思います。
でも変えれるので変えてみましょう。
方法は
Cubaseの【プロジェクト】内の【プロジェクト設定】→プロジェクト設定画面が出るのでその真ん中ぐらいにある【小節数オフセット】の数字を【1】にすると0小節目が表示されます。
この小節数オフセットを【2】にすると-1小節、というように小節数オフセットの数を増やすと頭の小節数が増えていきます。
かなりの数を増やせるようですが使い道はわかりません。
もしかしたらスコアエディターから譜面を作るときに活躍するのかもと適当なことを思ってみたり。
ちなみに【プロジェクト設定】はショートカットキーに設定されていて【Shift】+【S】で呼び出せます。
プロジェクトを別名で保存しようとした時に唐突に出てくる画面はこれですね。
まとめ
どうでしょうか、ちょっとだけ役立つちょっとした設定は。
とても役立つとかすごく便利ってこともなく痒いところに手が届くほどでもないようなことですが、知っていて損はありませんしこれをきっかけに自分に合った設定を探してみるのもいいと思います。
長く使えば使うほど使い方は限定されて便利な機能や新しい機能は使おうとも思わなかったりします。
それはとても勿体無いので初心に戻ってみるのもいいかもしれませんね。
「クリエイティブなことをする人間はいつまでも探究心を持たなければならない」
そんなことを昔誰かが言っていたのを思い出した今日この頃でした。