あろきゃに♪のギターのせん太郎です。
今年開催されたM3春2018に向けて制作されたあろきゃに♪の2ndアルバム「FOCUS」から「Unclear」が先日Youtubeやニコニコにて動画をアップしました。
そのUnclearのちょっとした制作秘話や裏話的なのを書いていきたいと思います。
よかったら聞きながら読んでみて下さい。
新曲だけど新曲じゃない
ちなみに今回アップした「Unclear」は以前ピンで弾いた「Flash」と同時期に作った曲だったりします。
— せん太郎@あろきゃに♪ (@sen_arrocany) 2018年6月14日
はい、実はこの曲けっこう前に作った曲なんです。
7~8年前なのでまだDAWではなくMTRを使って録音してましたね。
先輩から貰ったMTRなので説明書もなくパンチイン、パンチアウトのやり方もわからず演奏が止まるブレイクまではだいたい一発録りでした。
今回はもちろんCubaseを使ったわけですがやっぱりデジタルってすごい。
文明の利器ってすごい。
そしてなにより懐かしい。
「Flash」と「WHITE」
そんな今回の「Unclear」ですが元のタイトルは「WHITE」でした。
この曲を作る前に「Black」というアップテンポで激しめの曲を作ったので、その反対の曲を作ろうと思い「WHITE」というタイトルをつけてから制作を開始しました。
でも当時はワンコーラスを作るだけで精一杯で未完成のままでした。
そのまま時が過ぎてすっかりとWHITEの存在を忘れていました。
Flashはちゃんと録り直して上げてるのにね。
復活のWHITE
ではなぜWHITEが復活したかという話なんですが、前回の「See you when I see you」と同じです。
FOCUSの楽曲がある程度出そろった頃にピアノの月枷さんとの会話で「なんかゆっくりな曲がほしいよね。」という話になったからです。
その時にふとWHITEの存在を思い出したんです。
でもはじめは「WHITEっぽい曲作りたいなー。」だったんですよね。
でも日が経つにつれ「WHITEっぽい曲っていうかWHITEでよくない?」となったわけです。
当時はあろきゃに♪もやってないのでガンガンのギターサウンドの曲だったのですが、そんな曲を今のあろきゃに♪でやればどうなるのかなと。
ピアノも入るしサウンドは絶対変わるのはわかってましたが当時作りきれなかった曲を今完成させるとどうなるのかなという期待も少しありました。
そしてUnclearに
期待もありましたがガンガンのギターの曲だったのでサウンドが変わると雰囲気も変わってしまってダメになってしまうのではないかという不安もありました。
が、そこはさすがあろきゃに♪。
当時よりかっこよくなって見事完成しました。
さすがあろきゃに♪。
ベースを弾いてもらう
そして今回のアルバムFOCUSで一番大きなことといえばベーシストに録音をお願いしたことです。
打ち込みじゃなくて生のベースです。
しかもFlashとWHITEの頃にベースを弾いてもらったベーシストのあつくんにお願いしました。
さらに言うなら両曲ともベースはあつくんに弾いてもらいました。なので当時の懐かしい話をしながらレコーディングしてました。
— せん太郎@あろきゃに♪ (@sen_arrocany) 2018年6月14日
懐かしい話もそうですがやっぱり気心知れた仲の人と何かを作るというのはいいですね。
今回はうちでレコーディングをしたのですが無茶ブリに近い要望にも応えてくれましたし「この人ならこれ出来るだろうな」みたいな安心感もありますし。
この「Unclear」の他に「Sparaxis」と「Oblivion」もベースを弾いてもらってます。
近々動画も上げますがBOOTHにてダウンロード販売なんかもしてますのでそちらも是非よろしくお願いします。
まとめ
どうだったでしょうか、Unclearのお話。
曲を聞いてるだけだとわからない制作過程や諸々のことって実はけっこう多いんですよね。
今回は昔の曲が生まれ変わって完成したというところを主に書きましたが他にもトラブルがあったりなんでタイトルがUnclearになったとか色々あるんですがそれはまた別の機会にでも。
でもこうやって制作の話を書ける場所があるのはいいですね。
あろきゃに♪ぶろぐばんざい。
それではまた次回。