音楽配信開始!
アルバム『FOCUS』のネット配信開始 BOOTHでの音源販売 Spotifyでのストリーミングほか、AmazoniTuneなど各音楽配信サイトにて配信

ギターの厚みが増すダブルトラックをCubaseでやってみよう

DTM By あろきゃに♪ あろきゃに♪
<span class="meta pl-1">0</span>
広告

 

あろきゃに♪のギターのせん太郎です。

自作曲のギターを録ったもののどうもプロの音源とはギターの迫力の違いが気になるな、なんて人もいると思います。

そんな時に試して欲しいのがダブルトラックです。

ロックやメタルだけでなく最近では色んなジャンルでも使われるダブルトラックのやり方を、応用やお手軽方法も合わせて書いていこうと思います。

 



ダブルトラックとは

そもそもダブルトラックとは同じ事を弾いてそれを左右に振ることでステレオ効果を出すことです。

もちろんギターだけではなくボーカルなんかでも使われる手法ですが今回はギターに限って進めていきます。

 

ダブルトラックですがオーバーダビングや重ね録りとも呼ばれます。

やり方は上に書いたように同じでフレーズを2回録り、それをパンで左右に振るだけです。

音色を変えるのは問題ありませんがある程度は歪みの量は合わせたほうがいいでしょう。

個人的には上にあるトラックをL、下にあるトラックをRにするとミキサー画面での混乱を避けれるのでそうしてます。

 

わりと分かりやすいのがこれだと思います。

稲葉さんのシャウト後のリフなんかが特にわかりやすく、ピッキンハーモニクスの感じが違ったりギターの左右のステレオ感が出てますね。

 

お手軽方法

お手軽ダブトラがお手軽にやるならば、まず1曲分のバッキングを録音します。

例えば曲構成が
リフ→1A→1B→サビ→リフ→2A→2B→サビ
みたいな構成だった場合、2番を丸々1番にコピーして、1番を2番にコピーすれば2サビまでのダブルトラックは完成します。

1番と2番でセクションの長さが違うときはうまく調整しましょう。

このコピーのやり方だと音色が変えれなかったり、コードやキメが違うと変になってしまうので「ダブトラとはなんぞや!」って人がとりあえずやってみたり、デモ用の音源などでやってみてください。

ロックやパンクなどシンプルな曲構成だとやりやすいと思います。

ひとつのセクションでも繰り返しのコード進行なら8小節を4小節でカットして貼り付けるなんてことも可能です。

 

オカズはどうする?

ここまではバッキングのことを書いてきましたがギタリストとしては避けては通れない道としてオブリガード(オカズ)があります。

ボーカルの合間を縫って単音弾きするあれです。

ではここでB’zの場合を聞いてみましょう。

オープニングなのでオブリガードとは言わないかもしれませんが、B’zは終始左右にバッキングが入りオブリガードも左右で振り分け、尚且つハモるというパターンが多いです。

コード弾きから単音弾きに変わるので少し音が薄く感じますが、良い意味で音が減りオブリガードを弾くギターが聞きやすくなるという効果がありますね。

ちなみにこれをやるとB’zっぽくなります。

むしろこれを押さえておけばB’zっぽくなれると言っても過言ではないかもしれません。

まぁ、ここもミキシングの一種でもあるのでオブリガードをどうするかは好みだとは思います。

個人的な意見としては歌がないイントロ部分や間奏だとセンターにあっていいんじゃないでしょうか。

あろきゃに♪のFIGHTERのイントロがそうで、バッキングを左右に振って真ん中でギターが5度でハモってます。

 

別パターンのダブルトラック

ダブルトラックは同じ事を弾いて音に厚みを増やすわけですがギターは色んなポジションで和音を鳴らせる楽器です。

例えばEmのコードを弾くときに片方は解放弦を使ったパワーコードで弾きます。

そしてもう片方はハイポジションのEmをこんな感じに弾きます。

こうやってローポジションとハイポジションを弾くのもまた違った厚みとアプローチが出て変化をつけれます。

 

この重ね方はクランチやクリーンだとわかりやすいです。

パワーコードではなく2つとも違うハイポジションで弾いたりなんかすると面白い効果が得られます。

同じポジションでもクランチとクリーンやアコースティック音などを重ねると普段とは違う雰囲気が出て楽曲の持つイメージが膨らみます。

ちなみにあろきゃに♪のFIGHTERの2サビ後のピアノソロ部分のギターは左にコードのカッティング右にリフを弾いていますがこういうのも面白いです。

 

まとめ

ギターだけでなく基本的に音を重ねると厚みは増します。

でも重ね過ぎるとひとつひとつの音が聞こえなくなるデメリットもあるのでご注意を。

あと重ねると粗が隠せるのでギター一本の曲のときに妙に下手に聞こえたりするので一本でも勝負出来るように録り慣れせず日頃の練習はしていきましょう。

アコースティックギターのバッキングでもダブルトラックをやっている教材があったので一度試してみると面白いと思います。

ディレイで一本のギターを逆サイドに振るなんて方法もあるのでそちらもお試しください。

 

それではまた次回。

月枷
(つきかせ)

これで誰でもB’zサウンドを再現できるはず!(知らんけど)
ひと手間掛けるだけで一気にクオリティが上がるで是非チャレンジしてみてください♪


カテゴリー:DTM
<span class="meta pl-1">0</span>

あろきゃに♪

あろきゃに♪

エレキギターのせん太郎とピアノの月枷でネットを中心に活動しているユニット『あろきゃに♪』 作曲から演奏まで二人で創作し、ブログを使って情報発信中。


広告