今回はお酒のお話です。
先日、【純米吟醸 八海山 雪室貯蔵三年】というのを頂きました。
これがとても美味しかったので慣れないレビューなんかをしてみます。
お酒のレビューなんて初めてです。
雪の中で三年寝かせました
日本酒のなかではかなしメジャーな八海山。
メジャーなだけあって沢山種類がある八海山。
「日本酒では八海山が好き」って言うと通な人たちには「はいはい、八海山ね。」みたいな反応をされるときもしばしばあったりする八海山。
そんな八海山ですがこんな八海山もあるんです。
「純米吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」は雪室貯蔵用として特別に仕込み、弊社が2013年に開設した「八海山雪室」の専用タンクで3年間熟成させた純米吟醸酒です。
新潟県魚沼地方は2~3mもの雪が降り積もる日本屈指の豪雪地帯です。
長く厳しい冬が続く雪国の暮らしにとって、時にやっかいな存在にもなる雪ですが、先人たちはその雪の力を活かした雪国独特の暮らしや食文化を育んできました。
そのひとつが「雪室」であり雪国の人たちの知恵と工夫から生まれた「天然の冷蔵庫」です。
現代のような冷蔵庫がなかった時代、年間を通して低温を保つ「雪室」は、野菜などを保存するだけでなく、野菜や食品を冬の凍結から守り、夏は雪や氷を売るなど、
生活の糧にもなりました。「八海山雪室」は冬の間に降り積もった約1,000トンもの雪を蓄えることで1年を通して3度前後という低温高湿な環境が安定的に保たれています。
雪室の環境が様々な食品に優れた貯蔵効果をもたらすとして改めて見直されておりますが、日本酒も雪室に貯蔵することで、荒々しさや角がとれてまろやかになるといわれております。
日本酒は常温で長期貯蔵すると香りや味わいが崩れてしまうと敬遠されてきましたが、雪室の安定的な環境により、3年という長期間の貯蔵が実現し、雪室貯蔵特有のまろやかな味わいがうまれました。
らしいです。
要するに「雪で温度と湿度を調整した部屋に三年間置いといた」ってことですね。
初めて飲んだのは地元の天ぷら屋さんで、店員さんにオススメを聞いたらこれを出してくれました。
その店員さんいわく「ほとんど出回らないので今飲めるのはかなりレアだと思います。しかもこの値段で飲めるのはそうそうないですよ。」とのこと。
そのお店では一合1000円ぐらいだった気がします。
飲んでみたらかなり美味しかったです。
その日はよく夜飲みました、はい。
グッときてスッと抜ける
そんな八海山の感想ですが、口に含んだときの香りや味はグッときます。
八海山は飲みやすいものが多いイメージですがこの【純米吟醸 八海山 雪室貯蔵三年】ちょっと重めです。
ですが後味はかなりすっきりです。
つまみも無く飲む場合はゆっくりと長く飲めますね。
雑味もなく「良いお酒」感はあります、もちろんですが。
逆につまみがある時ですがお刺身や天ぷらなど、ちょっと油が多いものが合います。
チーズなんかも良いかもしれませんね。
お刺身は脂身の多いものがいいでしょう。
トロやブリ、サーモンあたりがいいですね。
お刺身の油の甘みと八海山の風味が口の中でマッチして広がっていきますが後味がすっきりなので必要以上に食べ物の味を消すこと無く、むしろ引き立ててくれます。
これ最高です。
思わず吐息が漏れちゃうぐらいの至福なひと時です。
その日過ごした時間が報われた気になる瞬間です。
後味がスッキリとしているので味の濃いものはから薄味のものまで相性はバッチリです。
煮物やお鍋などにも抜群に合いますよ。
困ったときにはこれ
自分が思うこの八海山の良い使い方として相手側がお酒を飲めることが前提ですが、手土産なんかには最適かなと。
相手の家にお邪魔する時や会うのに手ぶらだとなんだかな、というときにはいいと思います。
日本酒が好きな人でもこの八海山の名前は聞いたことはあるけど飲んだことはないなんて人もけっこういました。
料理との相性もそんなにこだわらなくていいので持って行ったそのときに一緒に飲めたりしますしとてもいい手土産です。
なんて言ってもお手頃価格ですし。
この真っ白なパッケージも目を惹いていいですね。
真っ白ですがちゃんと瓶なのでしっかりと重量もあります。
まとめ
つたないレビューというか感想ですが単純に書くなら「美味しくておすすめ。一度は飲んでみるといいよ」ってことです。
始めにも書きましたが八海山は沢山種類があります。
基本的に飲みやすいお酒なので「日本酒に興味はあるけどなかなか手が出せない」なんて方にオススメの銘柄だったりします。
美味しいご飯と美味しいお酒を飲んでるときってなんとも言えない自分へのご褒美感がありますよね。
そんなご褒美のためにこれからも頑張ろうと思えたり。
飲み過ぎはアレですが楽しく飲めるお酒は格別です。
それではまた次回。