今回はCubaseのお話です。
DAW・DTMって特に何かをしたわけでもないのに不具合が起きちゃいますよね。
そんな時はネットで調べて対処法を見つけたりしますが、なかなか見つからないときもあるわけで。
どうしようもない場合はソフトの再インストールをしたりするのですがこれがまた面倒で。
でもファイルをいじって再起動するだけで解決すればとても楽ですよね。
でわでわ詳しく説明していきましょう。
唐突に、でも確実にならないMIDIキーボード
自分の場合の事例ですが、ある日突然MIDIキーボードがならなくなりました。
しかも新しいCubase8をインストールしてから1週間後ぐらいで。
それまではちゃんと鳴っていたのに急に鳴らなくなったんですよ。
MIDIデバイスの不要なものの削除やCubase上のデバイス、ルーティングなども確認して設定しても鳴らない。
キーボードからの出力はCubase上で確認するとちゃんと入ってるし。
むしろVSTi上にある鍵盤を押すと音は出るんですがMIDIキーボードだと音が出ないわけで。
もうほんと意味わかんないです。
うちで使っているのはKORGのUSB MIDI キーボード microKEY2 です。
で、大先輩の方に相談すると「再インストールする前に初期設定ファイルを再構築してみれば?」
と言われ手順を聞いてやってみました。
すると直ったんです。
「初期設定ファイルの再構築」とか語感も良いですしなんかカッコいいですよね。
しかも簡単なんです。
これは覚えてて損のない情報ですね。
「初期設定ファイルの再構築」
で、やり方ですが必ずCubaseは閉じてからやってください。
ではまずスタート画面から【すべてのプログラム】→【Steinberg Cubase 64bit】を選択するとフォルダが展開します。
その中の【アプリケーションデータフォルダ】を右クリックします。
そこから【プロパティ】→【ファイルの場所を開く】を選択するとこの画面が。
この「Cubase8_64」というフォルダの名前を変更します。
なんでもいいです。
「Cubase8_64xxx」とかなんでもいいです。
名前を変更したらCubaseを起動しましょう。
この起動をしたときに初期設定ファイルが再構築されます。
なので少し起動には時間がかかるかと思います。
無事起動されれば完了です。
さっきのフォルダに新しく「Cubase8_64」のフォルダが作られているでしょう。
この方法でうちにMIDIキーボードは見事復活しました。
注意点
この初期設定ファイルを再構築するとこのフォルダの中にあったオリジナルのショートカットキー設定や環境設定もリセットされてしまいます。
なのでそれを覚悟の上でやってください。
ショートカットキーの設定は個別でバックアップを取れるので事前にやっておくといいでしょう。
もしこれで不具合が直らないなら再インストールか正直お手上げな部分もありますね。
まとめ
どうでしょう、「初期設定ファイルの再構築」。
誰かに言いたくなる単語ですよね。
再インストールの場合だとプラグイン等も入れ直しになるのでけっこう時間がかかるんですが、これは数分で済みます。
大先輩の方にお礼を言いつつなぜ初期設定ファイルの再構築を知っていたのかを聞いてみると「公式にメールして聞いた」とのことでした。
しかも「なんならQ&Aに載ってるよ」とのこと。
調べてみたら、ほんとに載ってましたね。
気になる方は一応チェックしておいてください。
【Cubase Pro/Artist 9】Windows 10環境における「初期設定ファイルのリセット」方法を教えてください
それではまた次回。