今回は曲の話です。
結構前に作った「ぶれいくたいむ」という曲があります。
この曲はあろきゃに♪をやる前でいわゆるソロの曲なんですが、せっかくこうやって曲に関して書く場があるので書いてみようかなと。
作った経緯や作った側の目線で色々書いていこうと思います。
初めての曲作り
この曲は自分としては初めてのコンセプトのある曲で実は思い入れのある曲だったりします。
コンセプトというか初めて聞いた人のことを考えて作りました。
作曲はずっとしていましたが、それまでは歌ものをメインに作っていたので結局歌詞があるので基本的には作ってる段階で「こういう曲にしたい」と思うことはなかったですね。
あったとしても「明るい曲」とか「悲しい曲」とか抽象的なものだけでした。
だって歌詞が付くと曲のイメージって歌詞の世界になりますし。
バンドをやってる時はボーカルが歌詞を書くことがほとんでしたが、曲のデモを渡すとき特にイメージは伝えません。あえて伝えないと言ったほうがいいかもしれません。
自分としてはこっちのイメージを伝えずに書かれた歌詞を付けることで、曲が良い意味で変身をするのが好きだったりします。
まぁ、だいたいデモ音源を渡したときに「この曲のイメージある?」と聞かれるのですが「ないよ」と答えるので、作詞する側が困ることがわりと多いので効率的ではないかもしれませんけどね。
でもこの「ぶれいくたいむ」はインスト曲で歌詞がないので自分のイメージしかない曲とも言えますね。
そんな曲が初めてだったので作りやすくも苦労しつつ楽しく作れました。
作ろうと思ったきっかけ
動画の説明文にもありますが、この時期は自分の周りにいる人たちがネガティブで元気のない人が多かったです。
なので自分が作った曲で何か一瞬でも気持ちが変わればいいなって思い作り始めました。
この曲のコンセプトというか意図としてはタイトルでもあるように「休憩時間」です。
物理的な行動よりも心の休憩時間になればいいかなと思ってます。
音楽を聞いて考えや気持ちが変わるのってそうそう無いことだし、そんな曲に出会えるのはとても稀なことだと思います。
そんな前向きになってほしいとか気付いてほしいとかそんな贅沢なことではなくて、この曲を聞いてる間だけでもいいので「心の休憩時間」になればいいかなと。
ネガティブなときや心が疲れてるときって頭の中はフル稼働で目まぐるしく思考や感情が動き回りますよね。
色んなことを考えてマイナス思考になって自己嫌悪して、そんな自分にがっかりして。
ぐるぐる回る負の連鎖が一瞬でもいいから止まる時間になればいいかなと思って作りました。
そういう意味での心の休憩時間です。
普段から生きてて心の休憩時間ってもしかしたらそんなにないのかなーと最近思いはじめ、わりとコンセプトしては難しいことしたのかなと今としては思ってたりしますが。
まぁ、それはそれですね。
すごく没頭してました
作曲と録音を合わせて2日ほどで終わりました。
かなり早いペースかなと自分的には思います。
「こんな感じの進行でメロディーはこうしてここだけハモリ入れて・・・」などなど思いついたものをすぐ形にしていきました。
ドラムがループで楽だったというのも作業時間の短縮になったのかなと思いますが。
たぶんこの「ぶれいくたいむ」を作ってるときの2日間はあまり寝てませんでした。
それぐらいこの曲に没頭してたのを覚えています。
早く完成して早く聞いてほしいという気持ちが強かったです。
たぶん食事もそこそこに常にこの曲のことをしていましたね。
当時は「作業ペースはやいな」ぐらいにしか思ってませんでしたが今思うとかなり没頭してました。
それぐらい聞いてほしいという気持ちが強かったんでしょう。
すごく良い言い方すると元気のない周りの人達に何かしたい気持ちが強かったんでしょう。
すごく良い言い方ですね。
まとめ
今聞くと演奏もMIXも荒いし、なんか若いです。
まぁ、4年も前ですからね。
それにしても音楽的な解説は一切なかったですね。
音楽ユニットが運営するサイトなのにいいのでしょうか。
でも音楽を誰かに届けたいという気持ちは常に持ち続けるべきだし、その気持ちは忘れてはいけないことだと再認識しました。
もし今疲れてたり荒んでたり後ろ向きな気持ちの人は一度心の休憩時間を取ってみてはいかがでしょうか。
何も解決しなくても何かいつもと違うものが見えるかもしれませんよ。
それではまた次回。
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