エレキギターとピアノによるユニットあろきゃに♪が2作品目となる新曲『SHOOTING ARROW』を約半年ぶりにネットに公開した。
前回の『Rain Tone』のアコースティックな響きとは異なり、ダンスミュージック風の楽曲に驚いたリスナーも多かっただろう。
歯切れのよいピアノのリズムにエレキギターが旋律を奏でる様は、ジャンルが変わってもあろきゃに♪らしいと思わせる楽曲となっている。
ロックやフュージョンとも違う新たなジャンルに挑戦するあろきゃに♪。今回はピアノ月枷(つきかせ)のインタビュー形式でブログを綴っていこうと思う。
感性で作曲するのに対して、理論など知性で形を整えていく
--はじめまして、今回は新曲完成お疲れ様でした。早速ですが、まずはあろきゃに♪について少し紹介をしていただけますか?。
月枷:ホント、早速ですね(笑)
このブログでも何回か書いたかもしれませんが、あろきゃに♪というのはピアノを担当する月枷とエレキギターを担当するせん太郎氏の二人組ユニットです。
オリジナル曲を作曲からマスタリングまですべて自分たちでやってます。
1曲目『Rain Tone』と今回の『SHOOTING ARROW』の作曲はせん太郎氏なので今のところ全部相方が作ってますね。
さらに私はクラシック音楽出身ということもあり、譜面は書けるのですがMIXなどDAWの知識は現在勉強中の身なので…その作業もせん太郎氏が行ってます…。
ーーピアノの演奏以外はほとんどせん太郎氏に任せている感じなんですね。
月枷:一応、音楽理論などの知識はあるので、ハーモニーや楽曲構成については私からアドバイスすることが多いです。
せん太郎氏はバンド出身ということもあり感性で作曲するのに対して、私が理論など知性で形を整えていくという感じです。
さらに、動画作成は私の担当なので作ってはいますが…、DAWと同様現在勉強中なので力になっているかは少し疑問ですね(笑)
ーーありがとうございます。では次に今回の新曲『SHOOTING ARROW』についてお聞かせください。前回の『Rain Tone』とはかなり違う楽曲になっていますが。
月枷:そうですね、『Rain Tone』はエレキギターとピアノだけのデュオ曲で、どちらかというとクラシック要素の高い作品でした。
今回の『SHOOTING ARROW』は真逆のジャンルといいますか、ドラムやベースも入りダンスミュージックのようなノリを前面に出した作品になっています。
このことについてはせん太郎氏がブログに書いているので読んでいただけたらと思います。
エレキギターとピアノで何かできないかということで始まったユニットなので、正直こういうジャンルの曲に挑戦できて嬉しかったです。
ーー今回『SHOOTING ARROW』を作るにあたって苦労したところとかありますか?
月枷:この曲を初めて聴いたのは半年以上前で、ピアノの伴奏が印象的ですぐに気に入りました。
ただ、せん太郎氏は私が同じ伴奏を繰り返すだけでは申し訳ないと思ったようです(笑)
実はクラシック出身ではありますが、昔からテクノやトランスが好きだったことから、こういう伴奏をするのは大好きだったりします。
いわゆる打ち込み系の曲は普通なら同じ伴奏を何度もループさせるので、初めに弾いた伴奏をコピーしてひたすら繰り返しますが、今回は一度もコピーすることなく全て演奏しました。
もちろんタイミングなどの手直しはしていますが(汗)
折角のギターとピアノのユニットなので、こういうところでもピアノの個性を出してもいいのかなと思ってかなりノリノリに演奏しています。
苦労したところをあげるのならば、動画を作成しレンダリング作業をする際に何度もパソコンが落ちてしまい、いったんお手上げ状態になったことですね。
最終的にパソコン内を掃除して、クーラーで室内温度を下げ、さらに扇風機2台で風を当てながら何とか動画を完成させることができました。
ーー音楽制作でない部分で苦労されたんですね(笑)
月枷:でも動画も今の私の技術の中でやってみたいなと思ったことはすぐに出来たのでよかったです。
このあたりは2曲目でいろいろと経験が生かせたところではないでしょうか。
私が使っている映像制作ソフト『Vegas Pro 14』なんですが、本当はもっとカッコいい映像が作れるはずなのでどんどん使いこなせるようにしていきたいですね。
ソースネクストで2か月に一回ぐらい格安セールしてるので、中途半端に安いソフト買うよりは長く使えるのでホントおすすめです(ステマ)
二人がイメージする音になったことで完成
ーーちなみにユニットで活動する強みなどありましたら聞かせて欲しいです。
月枷:やはり二人の経験してきた音楽ジャンルが全然違い、さらに担当する楽器も違うということが強みですね。
ただそこが逆に制作に時間が掛かってしまうところで、打ち合わせで説明しても大まかな雰囲気しか伝わらず、結局音を聴いてから手直しすることが多いです。
楽器の音に関してもお互いのイメージしている音やバランスが違うのでMIXしても思ってたのと違うことがホント多いです。
さらに二人の住むところが離れていることもあり、基本打ち合わせは週一回。思っていたのと違うということで作り直すことはたびたび発生しました。
今回のピアノについては、せん太郎氏のイメージやMIXする際の要望を聞きつつも、自分が聴かせたいピアノの音を選び演奏したものをWAV音源で最終的に送りました。
もちろん、その後にマスタリングされるので多少バランスやコンプで音は変わってしまうのですが、ここは二人がイメージする音になったということで完成となります。
ーーちなみに今回使用されたピアノはどのようなものなんでしょうか?
月枷:基本的にソフト音源を使用します。
今回使用したピアノの音源はMODARTTの「Pianoteq 5 Standard」です。
定番のピアノ音源ですが、とても使いやすく気に入ってます。
クラシックなどのレゾナンスを生かした楽曲ならIvory Ⅱなんですが、今回はデジタル的な要素も高かったのでPianoteqにしました。
そこにWAVESの「SSL E-Channel」と「H-EQ」で伴奏に埋もれないようにしたぐらいです。
正直こういったプラグインは全くわかってないので試行錯誤した割には上手くいった感じがしませんでしたね。ここは今後勉強していかないといけないです。
ーー今回は約半年とかなり制作時間が掛かったようですが、次回の楽曲はどうでしょうか?
月枷:ご安心ください。次の曲はほとんど制作が完了しているので早めにお聴かせできると思います。
正直、あろきゃに♪としても制作時間をもっと短くして、効率的に楽曲を増やさないといけないのでここは重点的に頑張っていきます。
次回作では私の演奏がかなり違うので楽しみにしていてください。
ーー最後になりますが、こんな長いインタビュー形式のブログを自演で書いていて寂しくなかったですか?
月枷:意外と全く問題なかったです。(まだ続ける)
多分昔から動画を撮られると「カウントダウンTVをご覧の皆さま、こんばんは!」とか言って、寂しくならないうタイプの人間だったので(笑)
むしろインタビュー形式は自分が書きたいことをまず質問で文面化できるのがいいですね。
いろんなブロガーさんがこういう形式でブログを書くのがちょっとわかった気がします。
ただ折角のユニット活動なので、せん太郎氏との対談形式でのブログとかも楽しいかもしれないです。
ーー今回は長々と綴ってきましたが、あろきゃに♪の次回作をご期待くださいませ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。