今回も前回に続き海外ドラマのお話です。
今年見た海外ドラマをざっくりまとめていきましょう。
アメリカン・クライム
あらすじ
ある殺人事件から4つの家族の葛藤とか絶望とか、現代のアメリカの問題を書いた作品です。
ドラッグ・人種差別・移民、不法移民・家族・宗教・銃と盛り沢山な内容が詰まってます。
去年エミー賞を受賞した作品なのでかなり期待していました。
・疲れる
基本的に暗いです。
ジョークなんて言いません。
笑ってるシーンなんてたぶん数回あるかどうかです。
基本どんよりというかずーん。という感じです。
日本の昼ドラみたいな暗さではなくもっと根本が深く、長年の暗さなのでその暗さに当てられた人は多いのではないでしょうか。
それが悪いってことではありませんし家族が殺されたり殺人事件に関与していてヘラヘラなんてしていられませんが、見ていて結構疲れます。
かなり疲れます。
全11話でしたがその倍はあったんじゃないかってぐらいです。
時間があっても見直そうとは思えません。
・登場人物がみんなアレ
そんなアメリカン・クライムを見た感想ですが登場人物がみんなろくでもないです。
いやみんな頑張っているんですけどね、わかりやすく空回りして逆効果になっちゃうっていうパターンです。
登場人物を書いていくと記事がひとつ書けちゃうぐらい多くて複雑でろくでもない人ばかりです。
興味がある方は他の人がまとめたのを読んで下さい。
きっと登場人物全員に正義があるんでしょうが、もうどうしようもないです。
・日本にいると実感がない
ドラッグ絡みになるとどうしてもそのドラッグの使用者には同情できないし感情移入も出来なくなっちゃいます。
不法移民も人種差別もそうですが日本にいると実感が無いので仕方ない理由があったとしても理解できないし納得も出来なかったりします。
司法取引の制度も見ていてやきもきしますし、刑事さんそこ頑張れよって思いました。
なのではっきりと正直に素直に言うなら面白くなかったです。
合う人は合うんだろうなって感じです。
アメリカの闇に深く切り込んだ作品で高評価らしいですがそれはアメリカでの話ですね。
ちなみにこのアメリカン・クライムはシーズンごとの完結でシーズン2では同じキャストで役柄や設定が異なるアンソロジードラマらしく、すでに本国ではシーズン2が終わりシーズン3の制作まで決まっているようです。
CHILDHOOD’S END -幼年期の終り-
サー・C・クラークのSF小説『幼年期の終り』を原作としたアメリカ合衆国Syfyチャンネルが製作したSFドラマ・ミニシリーズです。
アメリカでは全3回で放送されましたが日本では分割され全6回の放送でした。
あらすじ
宇宙船(オーバーロード)が急に現れて地球を争いや飢餓も病気もない世界にすると宣言し、なんてこったーな話です。
地球人代表として選ばれたのは農民のリッキーで宇宙人代表のカレルレンとで対話や相談などをしていきます。
で、なんやかんやあって世界は宇宙人に統治、管理されるも飢えや争いごともなくなり出生率も上がり人類の黄金期をのほほんと過ごしていたら実は・・・。
みたいなお話です。
・カレルレンにはびっくりした
始めのうちはカレルレン(宇宙人代表)は姿を隠していたのですがついに地球に上陸して姿をお披露目することに。
でもその姿がなかなかなものでして「コレはなんてこったー」と心で叫び今後の展開に期待しましたが全く逆の展開になって少し残念でした。
というよりもっと壮大なお話でした。
宇宙人が出てくるんですからそりゃ宇宙規模ですよね。
最後は想像以上に壮大で最後のシーンの彼みたいに投げやりに見ていました。
全話見ましたが面白かったかどうかと聞かれるとすごく微妙です。
途中までは良かったんですが最後と最後に向けてのラストスパートがちょっとね。
まぁ、小説ではよくあることですよね。
「読者の期待を裏切る衝撃のラスト」
いいんですけど、どうも後味が悪くなるんですよ裏切りすぎると。
ツッコミどころはありますがSFなんで気にならないんですが「どうしてこうなった」感はありました。
全6話で急に数十年後になったりして流れが早すぎるように感じたり、数十年後なのに大人の見た目が変わってないことの違和感があったり、腑に落ちない部分が多々ありましたね。
たぶん分割せずに3話で見ればよかったのかもしれませんし、SF好きの人にはいいのかもしれませんね。
リーサル・ウェポン
最近では映画の作品がドラマになることが多いのですがこのリーサル・ウェポンもそのひとつですね。
まだ放送中で完結はしていませんが今のところ自分的にヒットしてます。
あらすじ
破天荒な男、マーチン・リッグス刑事とベテラン刑事ロジャー・マータフがひょんなことからタッグを組むことになり事件を解決していきます。
が、破天荒男とベテラン刑事の凸凹コンビで事件の解決の仕方もなかなか無茶なやり方です。
爆発、銃撃、カーチェイスなどなどよくある刑事ものの話です。
・悲しすぎる主人公
主人公のひとりのマーチン・リッグスですが、この人には悲しすぎる過去があります。
心に大きな傷を持ち自分の命を顧みず危険に飛び込んでいきますが、そこには彼の過去が関係しています。
1話の序盤で明かされる過去なのでここに書いてもいいんですがあえてやめておきます。
ちなみにこのリーサル・ウェポンに出ているモーリーン・ケイヒル役のジョーダナ・ブリュースターは少し前までやっていたダラスにも出演していましたし映画ワイルド・スピードのミア役で出ていたようです。
どこかで見たことあるなと思ったらそういうことでした。
さらにちなみにですが、最初に書いたアメリカン・クライムにレギュラーで出演していたヘクター役のリチャード・カブラルが第3話に出ていて勝手な縁を感じたのはここだけの話です。
まとめ
やっぱり海外ドラマは面白いと思いますがどうしても合わないものもありますね。
つまらないわけではないのですが続きを見たいと思えないんですよね。
でも最近始まった「ライトゥーミー」や「スーツ シーズン4」などなど見たい作品は沢山あるので今後もAXNさんにはお世話になりそうです。
来年はリアルタイムの感想も書いていくのも良いかななんて考えています。
それでは次回。